2022/07/26
白いトウモロコシは栽培が難しい?
純白で綺麗なトウモロコシを作ろう!
白いトウモロコシ栽培が難しい理由は2つ
1・黄色い粒が混ざってしまう。
2・背が高くなる(ピュアホワイトについてです)。
対策ですが、早く植えることと、しっかり固定をしていく事です。
少し掘り下げて解説します。
トウモロコシには、たくさんの髭が出ていますよね。
この髭、じつは絹糸と言われますが「めしべ」なのです。では、「おしべ」は?と言いますと、トウモロコシも一先端に出来る「穂」の部分がそうなのです。
先端にある穂の花粉が、髭の部分のめしべに付くことで受粉が完了し、実ができるということです。
白いトウモロコシを栽培するうえで厄介なのが、ここなのです。と言うのは、白いトウモロコシの花粉が、めしべに付けば、当然ながら白くて綺麗なトウモロコシになるのですが、黄色いトウモロコシの花粉が付いてしまって、黄色い粒が出ることがるのです。どういう事でしょうか?
トウモロコシの髭は1つ1つが、それぞれの実につながっています。つまり、実の数と同じだけ、髭もあるということです。例えば、この髭の1つに黄色いトウモロコシの花粉が付くと、黄色い粒が1つ出来てしまします。トウモロコシの花粉はとても小さく軽いので風に乗って、やってきます。これが一粒付くだけで、純白なトウモロコシは収穫できません。
トウモロコシの花粉はなんと、半径300mくらい飛びますので、その範囲に別の品種のトウモロコシがあると、このような状態になってしまします。
だから言って、「近くで黄色いトウモロコシつくるの止めてください!!」なんて言えないですよね。そこで、出来る対策が、【受粉のタイミングをずらす】ことなのです。
黄色いトウモロコシの受粉が始める前に、白いトウモロコシの受粉を終わらせてしましましょう!。そのためには、通常よりも早く種を蒔いて、早く大きく成長させることです。そのために私は2月の中旬に種を蒔きます。
でも、どうやって?、まだ寒い時期だと発芽もしないし、成長しないよな・・。その通りです!、通常のやり方では、栽培することは出来ません。
トウモロコシの発芽温度は25℃から30℃なので、2月中旬ではとても発芽はしてくれません。
なので、ハウスでの管理が必須となります。これは、地域によりますが、暖かい地域であればハウスに置いておいけば発芽するのですが、少し寒い地域ですと、ハウスの中にトンネルをしたり、加温ヒーターなどが必要になってきます。
このように管理していいけば、発芽して、4月には定植が可能となります。
定植後も、気温が上がり切っていないので、トンネルをして、早く大ききなるように管理していきます。